シェットランドシープドッグ飼育上の注意点【 シェットランドシープドッグ・ブリーダーズ 】

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シェットランドシープドッグの飼い方

シェットランドシープドッグの飼育環境

シェットランドシープドッグ シェットランドシープドッグは
運動能力が非常に高い
活発な犬種です。

そのため、運動能力に見合うだけの、
運動量が必要となります。


シェットランドシープドッグを飼う場合には、
ワンちゃんと一緒に毎日楽しく運動ができる方が
向いているといえるでしょう。

室内でも飼うことは可能ですが、その場合でも、
ある程度の活動スペースが必要となります。

できることなら自由に動き回ることができる、
「庭」などがある環境の方がベターであるといえます。

毎日の運動では、朝夕の1日2回、
約30分くらいのお散歩が必要です。


また、シェットランドシープドッグの旺盛な好奇心や作業意欲を満たすために、
お散歩だけではなく、ボールやディスクなどでトレーニングをするのも良いでしょう。

最近、人気となっている、アジリティフライングディスクなどの
競技会を1つの目標にするのもおすすめです。

■シェットランドシープドッグのケア方法

1. ブラッシング

シェットランドシープドッグが室内犬として唯一厄介なのが、抜け毛の多さです。
もちろん大型犬の毛の量と比べれば、とても少ない方です。

しかし、シェットランドシープドッグの特徴である、
豊かなえり巻のようなオーバーコートと、厳しい環境に耐えてきたアンダーコートは、
中型犬の中でも特に量が多いといわれています。

お散歩中のシェットランドシープドッグでも、見事な毛並みの子を見かけますが、
中には「本当は絡まった抜け毛では?」という感じにボッテリと重そうな毛をした子もいます。

シェットランドシープドッグは、アンダーコートの量が多いため、
ご自慢の長いオーバーコートに絡みつくと、とても大変です。

毎日のブラッシングは欠かさずに行うようにしましょう。

一般的な獣毛ブラシだけでは、表面をなでているだけということになりかねないので、
コームやスリッカーブラシなどで抜け毛をとることも大切です。

特に、お尻や脇の下、耳の付け根などはこすれやすく、
毛玉になりやすいので気をつけましょう。

2.耳のお手入れ

シェットランドシープドッグの耳は、垂れ耳、立ち耳、半立ち(半垂れ)耳と様々です。

立ち耳の子はムレることは少ないですが、ムレが原因で細菌が発生すると、
外耳炎になってしまいますので、最低でも1ヶ月に1回は綿棒でお掃除をしてあげましょう。
(市販のイヤーローションを使用すると良い。)

3.爪切り

毎日のお散歩でたくさん歩いていれば、アスファルトで削れ、
定期的にトリミングで一緒に切ってもらうぐらいで十分です。

でも、親爪だけは地面に着かないため
どんどん伸びてきてしまいます。


親爪があるワンちゃんはトリミングの時以外でも、
伸びていないか確認してあげる必要があります。

白い爪は、よく見てみるとピンク色の部分があり、
血が通っていて先端部にも神経が通っています。

爪を切るときはピンク色の部分の手前で切ります。

爪が黒い場合は神経部が見にくいため、少しずつ徐々に切っていきます。

爪の中心部の「透明なもの」が見えてきたらここで終了です。

4.シャンプー・トリミング

シャンプーやリンスは、質の良くないものを使うと、
抜けたアンダーコートが絡みついてフェルト状になってしまいます。

一度固まってしまうとかなり根気良く解きほぐすか、
場合によっては周りの毛ごと切るしかなくなってしまうので、
多少高価でも、質の良いシャンプーとリンスを使うようにしましょう。

基本的に、ご自分でやるのが面倒な場合は、シャンプー、爪切り、
肛門腺絞りともにトリミングサロンに依頼するのが一番簡単です。

この場合、1ヶ月~1.5ヶ月に1回
連れて行ってあげるようにしてください。

ご自分でやる場合でも、シャンプーは月に1~2回が目安です。

シャンプーのしすぎはかえって毛や肌を傷めてしまうので注意しましょう。
(シャンプー、リンスは必ず犬用のものを用いるようにしてください)

ぬるめのシャワーを用い、水圧を低くして足先からゆっくり洗っていきます。

洗う順番は、足→おしり→体→頭の順がオーソドックスです。
(目や耳のなかに水が入らないように十分注意してあげてください)

おしりを洗う際に、ついでに肛門腺も絞ってあげるのがおすすめです。

定期的に絞ってあげないと炎症を起こす場合があります。

最後にさっきと逆の順番で、頭→体→おしり→足先の順に洗い流していきます。

すすぎ残しがないようにしっかりと流して、最後はドライヤーで完全に乾かします。

ドライヤー中に空気を入れながら、ブラッシングするとふんわりとした毛に仕上がります。

■シェットランドシープドッグの病気


◎コリー眼異常(CEA)

(症状)
遺伝性の疾患で、コリー、シェルティ、ボーダーコリー、
オーストラリアンシェパード種等にみられる特異な病気です。

視神経と網膜の発達異常が原因で、軽度の場合はほとんど症状がありませんが、
重症化すると、網膜剥離や眼内出血を起こして視力障害を生じたのち、
失明にいたります。

現在有効な治療法はありません。

(対策)
遺伝的疾患なので、予防法はありません。

生後5~7週間ほどで検査をし、この病気である犬を繁殖に用いないなどして、
根絶していくしかありません。

検査をすべての犬達の義務として考え、この病気をなくす努力をする事が、
現在の課題と言えます。

◎てんかん

(症状)
てんかんとは、脳の病気で、脳を作っているニューロン(神経細胞) に
突然異常な神経衝撃が発生する事で、脳の神経細胞がショック状態に
なってしまうことで起こります。

てんかんの発作が起こると、脳からの指示が正常にいかなくなり、
けいれんを起こしたり意識を失ったりしてしまいます。

てんかんは、特発性(原発性)てんかんと、二次性(症候性)てんかんに分けられます。

(対策)
特発性てんかんの場合は、急に倒れ、反り返るようにして発作を起こし、
二次性(症候性)てんかんは、傷による後遺症や脳腫瘍や脳炎、
水頭症などの障害によって引き起こされます。

激しい発作を繰り返せば繰り返すほどダメージが大きくなり、
それがさらに新たな発作を引き起こす要因となってしまいます。

症状がひどくなる前に病院で診察を受け、抗てんかん薬をもらい、
それを飲ませることでできる限り発作を起こさないようにすること大切です。


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